白内障とは

 人間の眼の中には水晶体というものがあります。水晶体のことを英語で「レンズ」(英語のほうがわかりやすいですね)といいます。レンズは一般的には若い人のほうが柔らかく、透明度が高いのですが、年齢とともに黄色く色がついてきたり、白く濁ってきたりします。これが白内障です。

 白内障は老化現象のひとつです。白髪が出てきたり、肌のしわが増えたりするのと同じように透明だった眼の中のレンズに濁りが出てきます。

 ただし、中には糖尿病や、アトピー性皮膚炎などの病気が原因となって生じる病的な白内障もありますので、医師による診断は重要です。

白内障は手術でしか治せない

 基本的には手術をしなければ治りません。
 初期の白内障の人や、特に不自由のない人は、目薬を使うこともあります。ただし、目薬はあくまでも進行を遅くするといわれているだけです。